「ヌプリの鐘」ヌプリの鐘は、昭和52年3月に、東京の空港グランドサービス菱刈隆文元会長の妻、富美夫人より、北海道日赤パトロール後志地区奉仕団に寄贈された。この鐘はツアースキーヤー達にとって、下山時の目的として親しまれ、遭難防止に役立ってきた。現在の見晴台ヒュッテの鐘は2代目であり、初代は日赤パトロール詰所に、1,000mにある鐘は3代目である。
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昭和63年、かつての急行「ニセコ号」を牽引していた蒸気機関車C62-3型が14年ぶりに復活した。C62-3型は引退後小樽の鉄道記念館に展示されていたのを道鉄道文化協議会、JR北海道が復元修理を行い、運行再開までこぎつけた。4月29日より8月28日までの88日間のダイヤが組まれ、各新聞は4月に入りSL一色に埋まる。
ロール現象とは雪原が湿雪でその下が乾雪の時、突風が吹くとおきる現象である。1月8日は暖冬のせいで積雪が少なく、倶知安郊外にはこの珍現象である雪のロール現象が数多く見られた。
日赤スキーパトロール奉仕団後志地区倶知安分区(40名)は、昭和37年に結成され、ひらふスキー場パトロール員として活躍する。しかし、運営費不足が続き、隊員のボランティアに頼っているのが現状である。
「開発」、広がる一方の開発で保護団体は危険感を募らす。ニセコならではの静かな高原の魅力が、この数年の施設の増大で消えていく感じがし、山全体のイメージが変貌し始めている。
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