ニセコひらふの歴史
弘治元年〜明治45年大正2年〜大正15年昭和2年〜昭和14年昭和15年〜昭和35年昭和36年
昭和37年〜昭和40年昭和41年〜昭和44年昭和45年〜昭和47年昭和48年〜昭和49年
昭和50年〜昭和51年昭和52年〜昭和54年昭和55年〜昭和56年昭和57年〜昭和59年
昭和60年〜昭和61年
昭和62年〜昭和63年平成元年〜平成3年

ニセコひらふの特徴
羊蹄山の水倶知安町の農業ニセコの春夏秋冬倶知安の気象

ニセコひらふの位置関係
全国地図北海道地図ニセコ周辺地図宿泊施設位置関係図


ニセコひらふの歴史:昭和45年〜昭和47年

1970年 昭和45年
  • [1月20日]韓国スキー選手団合宿練習
  • [1月20日]高原第3リフト積雪の為支柱傾斜、2月まで運休
  • [1月]1月中記録的大雪で第1リフト付近3.3mの積雪
  • [2月18日]第25回冬季国体倶知安開催(参加38県1,241名)
  • [2月23日]アルペンリフト値上げ
  • [3月18日]積雪量開町以来の記録2.85m
  • [5月16日]スキー場開発懇親会
  • [12月25日]アルペン雪上車(ラトラック)導入
  • [12月25日]高原望羊リフト(第4リフト)完成

    日時不詳
  • リフト利用回数2社で1,080千回
  • スキー場整備協議会結成(アルペン・高原・町の3者)
  • 高原、望羊荘下の笹狩り
  • 町、千m台地笹狩り
  • 駐車場除雪、町が行うことになる
  • 町、硫黄川上流でボーリング(4,100m、100万円)失敗する

    宿泊施設
  • アルペン山荘増築
  • 望羊荘、林野弘済会直営となる
  • 大雪閣僚全館暖房工事
  • ロッジ白樺工藤支配人に
  • アルペン池3倍に拡張
  • 小沢ワイス温泉、地下資源調査探鉱により湧出

    道内各地(リフト)
  • [6月]十勝岳647m
  • [7月]芦別606m
  • [7月]新得町729m
  • [7月]芽室536m
  • [8月]赤平町924m
  • [9月]旭川台場637m


昭和45年は国体があり、多くのスキー関係者がスキー場を訪れた。 振興会報に当地事業(ひらふ地域事業費)と米作の比較の項目があり、米作1町当たり生産額を51万円と見積る。すると昭和45年の売上2.15億円は水田420町に相当し、昭和50年の予測は1,080町となる。ニセコ高原ひらふという地名は、道内にほぼ広がったが本州では未だに、昆布温泉と間違うことが多かった。 スキー場名称の改正「ニセコ国際ひらふスキー場」とする。11月22日のスキー場開きでめいめい宣言式を行う。


1971年 昭和46年
  • [1月]アルペン第3リフト申請
  • 高原雪上車、大原ラトラック導入
  • [1月下旬]強い北風が吹き続く
  • [2月]札幌でプレオリンピック23ヶ国1,556名参加
  • [2月 中旬]駐車上に乗用車700台記録、その後毎週500台を超える
  • [6月]町経済委員会と懇親会(振興会)
  • [6月]アルペン第3リフト860m着工
  • [7月10日]千m台地のスキー場拡大計画許可保安林解除
  • [7月]冷雨つづき大凶作となる
  • [ 8月]高原第1リフト560m1基をペアリフトに、第2リフト700m(W)1基増設着工
  • ニセコ高原観光、ゴルフ場用地(国労共済所有地)買収計画
  • [9月17日]国設スキー場の指定区域の拡張が承認され61.91hAから今回116.44hA増加し、計178.35hAに
  • [10月]温泉沢シャンツェ着工(町)
  • [11月20日]スキー場開き。第1付近積雪0
  • [12月1日]ワイス国設スキー場完工式(リフト2基900m、ヒュッテ50名収容)
  • 札幌自動車道、道央高速道路開通、札幌地下鉄開通
  • [12月20日]高原雪上車、大原ラットラック導入

    日時不詳
  • リフト利用回数2社で1,370千回
  • 倶登山川拡幅の為、岩尾別橋拡幅工事
  • 道の大規模スキー場敵地調査費2,575万円形状される(ニセコ連峰、十勝連峰、海別岳)
  • 「観光北海道」の表紙にひらふスキー場が登場
  • 白雲荘、町に注射場用地として2町歩売却
  • 五輪練習コースに望羊コースを使用
  • 振興会パンフレット10万部発行
  • 小沢(ワイス)ボーリング成功

    宿泊施設
  • 山田温泉暖房工事
  • 高木山荘増築
  • ニュー白樺[11月]
  • さかえ旅館増築(16坪)
  • 白樺増築(14坪)
  • ひらふ山荘経営者交代

    道内各地(リフト)
  • 上砂川712m、395m
  • 忠類395m
  • 幕別229m
  • 砂川376m
  • 栗山308m
  • 上志分624m
  • 横津553m、588m、637m
  • 釧路300m


昭和46年度でひらふスキーリフト総数10基となり道内では最大、本州では八方尾根、苗場、志賀、妙高、石打、蔵王がリフト10基以上を備えたスキー場である。12月25日に国設ワイススキー場がオープンした。国営スキー場として国内2番目である。


1972年 昭和47年
  • [1月]オリンピック練習コース(望羊コース)で日本・ハンガリーチーム使用
  • [2月]アルペン、圧雪車ピステンブリーを導入
  • [2月3日〜13日]札幌オリンピック開催
  • [2月28日〜3月4日]三笠宮アルペン山荘に宿泊、国土計画・堤社長来町
  • [5月23日]アンヌプリ南斜面山ろくでニセコ高原、ゴルフ場工事着手
  • [5月26日]ニセコ連山自然休養林に内定
  • [6月1日]「ニセコ山系観光開発公社」倶知安役場で設立総会
  • [6月3日]サンモリッツ、温泉掘削ボーリング起工式(せんの木沢)
  • [9月20日]ひらふスキー場自衛消防団結成(ポンプ車配置)
  • [9月]サンモリッツせんの木河畔の温泉出湯成功
  • [12月4日]大和ルスツスキー場(リフト5基)オープン
  • [12月20日]倶知安町「スキーの町」宣言式を行い、スキーを町技に指定
  • [12月26日]中央バス、ニセコアンヌプリスキー場(リフト3基)オープン
  • [12月28日]ニセコ高原第6リフト完成
  • ニセコ高原第4リフト延長

    日時不明
  • リフト利用回数2社で1,580千回
  • ニセコ高原、ラトラック1台導入、雪上車3台体制
  • アルペン第1リフトでナイター開始
  • ニセコ高原、「スカイアン,ドスキー」全日空スキーツアーをはじめる
  • 右岸道々一部舗装に(踏み切りの両側1,200m)
  • 国鉄重林調査役主催「ニセコ会議」開かれる
  • リフト料金、アルペン90円、ニセコ高原80円となる
  • ニセコ高原750ヒュッテ建設(木造)
  • アルペン825・1000mヒュッテ建設
  • ニセコモイワスキー場太平洋クラブに経営交代

    宿泊施設
  • ニュー白樺木造2階建増築
  • アルペン本館正面増築
  • 高木山荘増築(浴場)
  • 白雲荘母屋新設

    道内各地(リフト)
  • 中央バス775m、754m、568m
  • 歌志内市営969m
  • 日高町営595m、550m
  • 大和ルスツ600m、590m、400m、575m、476m
  • ユーバリ692m、640m、405m
  • ヌカビラ250m
  • 小平町営473m
  • 阿寒535m
  • 国土計画、樺山進出申し入れ


倶知安町、林野弘済会、ニセコ高原三者による「ニセコ山系観光開発公舎」は昭和46年より設立準備を進めていた。当面の公社の事業は昭和51年までに予算4億5024万円でニセコアンヌプリ、ワイスを中心にリフト、水道、レストハウス、ロッジ、非難小屋、売店、救護所、ホテルなどを建設する計画で、これと並行して待ちも6,180万円で道路、駐車場、温泉供給計画を立てる。民間資本は6億3500万円でホテル、食堂、売店などを計画。町と公社、民間資本の三者で総額11億4704万円の大事業である。

神仙沼となりの大谷地の湿原には、およそ1万年前のブルム氷河期の生残りといわれているフサスギナが生えている。




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